2021年最新版 太陽光設置 設置方法どれが良い?購入 ?ローン?リース?PPA?


太陽光の設置方法は、購入、実質無料、リース、PPAなど、たくさんあって皆さん迷ってしまいますよね。

あくまで私見ですが、比較内容をまとめましたので、宜しければ参考にしてください。


さて大きく分けると設置方法は4つです。

①購入設置

②ローン購入 実質無料設置

③リース、レンタル 無料貸出し設置

④PPA 完全無料設置



細かい詳細は


①購入設置   初期費用回収期間 8~13年

 はっきりいって一番お得になる設置方法です。

 特に知り合いの業者等、値引きの伝手がある方は間違いありません。

 ただ、カタログ価格の半額等の値引きはザラで、実際に安い価格かどうか判断をするには知識が必要となります。

 また単に値引きだけに気を取られて古いパネルや補償内容の悪いものを選んでしまい後々のトラブルに繋がり後悔される方も多く、その後の管理や後々に掛かるメンテナンス費用等も必要で、良くも悪くも知識がある方向けの設置方法と言えます。

 注意点としましては、結果が解るのは10年後程となり、実際にどれだけ得になっているのかが不明瞭となってしまうケースが多くなることが上げられます。

 メーカーさんもシミュレーションを出してくれるでしょうが、実際にはメンテナンス、税金、天候、パネルの出力も低下し、それが含まれます。 

したがって他と比較する場合にはメーカーが出してくれる結果+1、2年が実際の初期費用回収期間と考えておくと良いでしょう。

 初期費用などの負担や、長期にわたってのリスクや、長い期間でうやむやになりがちで確実性がないものの、よほど運が悪くなく通常通り運用できればまずお得になります。



②ローン購入 初期費用回収期間 10~15年

 購入設置の費用をローン形式にしただけのものです。

 ローンの組み方次第ですが、実質無料となる形式で組まれる方が多く、実質的な負担はなく設置できるのが特徴です。

 電気代金だけを見ると安くなりますが、ローンで引かれるため実質10年間は変わりなく、ローンの支払いが終わった、その後から発電メリットとしての経済効果を得られるタイプとなっています。 

 太陽光のメリットは「得になるから」のみではなく、屋根の断熱効果や、停電対策、災害対策、住宅イメージアップや、省エネ基準(減税)のためなど、その他のメリットを目当てに設置される方も多く、数年程前までは主流の設置方法でした。

 ただ購入に比べるとどうしても金利が入り、値引き額も少なくなってしまいがちで、負担は軽いもののお得感としては少なくなってしまっています。

 とはいえ壊れる可能性のあるパワーコンディショナーの保証期間以内でローン決済が確実に組めるご住宅の方なら、実質的な負担はなく設置できる。という内容なので大多数の方、特に後付けの設置の場合はほとんどの方が通常購入よりもローン購入で設置されています。

 ただ購入と同様にシミュレーションを出してくれるでしょうが、実際にはメンテナンス、税金、天候、パネルの出力も低下し、それが含まれます。 

したがって他と比較する場合にはメーカーが出してくれる結果+1、2年が実際の初期費用回収期間と考えておくと良いでしょう。



③リース設置 10~永年

 レンタルやリース料金を企業に支払う必要がありますが、一番のネックであるところの初期費用が0円となります。

 パネルの電力は自家消費0円で利用できる事が多く、ある程度以上の電気代金を使うご住宅の方はアリと言える選択肢です。

 目安としては電気代金を月に20000円以上使う方は、10年間だけで考えると一番お得な設置方法と言えます。 

 ただし初期費用や様々なリスクも企業側が負って設置するため、設置条件として南向きの屋根のみ、ある程度新しい家のみ等、いくつかの条件を満たしていることが必須となります。

 またパネルの出力も落ちる中、レンタル料金は常に支払い続ける必要があり長期的に考えると、お得感が一番少ない設置方法とも言えます。

ただ逆に短期間だけで考えると一番利益を出せる方法です。

 注意点は無料となりますので、パネルの耐久性や保証期間が短いなど、性能に頓着がなくなりがちで、そこは注意が必要です。

 とは言ってもリスクが全くなし「壊れても損失0」「不具合や出力が落ちても損失0」で「停電対策が導入できる」「ご住宅次第では絶対得になる」といったメリットのみを受けられるのは魅力的と言える方法です。



④PPA 完全無料設置 契約期間10~15年

 リースと同じく一番のネックである初期費用が0円での設置となります。

 契約期間後には保証もそのままに丸々自分の物にできる。という簡潔かつ大きなメリットが特徴です。

 ただ10年間は発電された電力を電力会社に回収され、ローン購入と同様に即効性のある経済効果は望めません。

 ただしパネルの電力を割安に使えるケースが多く、10年間は多少安くなりつつも10年後には自分のものにできる。という形でローン購入よりもお得になるケースが多くなります。

したがって他と比較する時には契約期間 マイナス半年~1年で考えると良いでしょう。

 ただしリースと同様に、初期費用や様々なリスクも企業側が負って設置するため、設置条件として南向きの屋根のみ、ある程度新しい家のみ等、いくつかの条件を満たしていることが必須となります。

また注意点も同様に、無料となりますので、リースと同様にパネルの耐久性や保証期間が短いなど、性能に頓着がなくなりがちで、そこは注意が必要です。

 アメリカでは太陽光を設置している人の8割以上がこのPPAタイプとなっており、日本でもイオンやドコモも設置済、公共施設には原則設置となっています。

 年々、売電価格が下がって購入のメリットが減る一方、売電価格の低下関係なく設置できるPPAタイプは、家庭用においても今後は主流の設置方法になると言われています。

 特に近年では、地域や脱炭素などの諸事象で、国や自治体からも推進している場合もあり、最新長期保証付きのパネルが設置可能なケースもあるようです。

ご自身の地域、住宅がその対象になるようであれば、購入と比較したとしても即決してアリと言える選択肢です。



結論

①とにかく実利が一番!

知識があり伝手もある。計算や手間がむしろ好きで自由に選択して設置したい方は

購入設置がおすすめ!

設置できるパネルの保証期間が短い、発電効率が悪くても良いということであれば、いくらでも値引きができるケースがあります。

 結局は発電効率の良いパネル設置の方が後々の費用負担は少なく、長期的に見ると総じて最新機器の設置の方が得になる。というお話をよく聞きますが、実際に古い物を設置したからと言って、全く出力も落ちずに、また壊れずに稼働するケースも多くあります。

お屋根次第では(例えば電気使用量次第で節約した枚数のみを設置する等)現在でも頑張れば7年程度で初期費用分を回収することも可能で、売電単価が下がった現状であったとしても、運が悪くなければまだまだ一番お得な設置方法になります。



それ以外の方は

PPAタイプがオススメとなります。

現状、設置されていない方の多くの理由であるところの、初期費用、メンテナンス、様々なリスクが不要となり、完全無料の保証付きで自分のものになる。

とにかく簡潔で解りやすく「損のしようがない」設置方法です。

建築関係に明るい方等は既に無料で設置している人も多く、国や県も推進するなど客観的に見ても今後は、このPPAタイプが主流になるかと思われます。

購入と比較しても2~3年程度の違いであれば、不確定要素のない無料で設置する方が選択肢としては上位にきますよね。

 特に最新パネルが設置できるようであれば、どんなに値引きが入ったとしても数ヶ月分程度の差なので、様々なリスクや負担のない無料設置がオススメとなるでしょう。

※ただそもそもご自身の住宅が対象になるのか?という所は確認が必要です。



まとめ

太陽光パネルの寿命は40~50年以上と言われており、早く設置する方が早く長く発電メリットを得られるのでお得になります。

 比較や決断に時間を掛けて数ヶ月も悩んでしまうような方や、考えたり知識を身に着けるのに時間を掛けてしまう方は方は、無料で考える必要がないPPAタイプにて、とにかく早く設置してもらうのが、結局は一番得になるかもしれません。


ご参考になれば幸いです。


0コメント

  • 1000 / 1000